チャイタンニャ

黄金のアバターラ(神の化身)、 
シュリー・チャイタンニャ・マハープラブは、 
今から500年ほど前にインドのベンガル地方に降誕されました。 
主チャイタンニャはクリシュナ自身であり、至上主自身です。 
5000年前に編纂されたヴェーダ経典の記述が 
それを証明しています。 

ヴェーダ経典には神の化身についての予言があり、 
それは歴史的事実に一致するものです。 

例えば5000年前にすでにヴェーダ経典は 
2600年前の神の化身であるブッダの降誕の目的、地名、両親の名前 をも予言しています。 

そして主チャイタンニャもヴェーダ経典に記述された神の化身の1人です。 


クリシュナは『バガバットギータ』のなかで、 
「アルジュナよ。私の降誕、他界、活動をただ理解するだけで、 
現在の体を捨てたあとに精神界に誕生できる。」 
(『バガバットギーター』4章9節) 
と述べています。 
精神界に誕生するまで、私たちはこの物質世界の体に入っては 
苦しみ、その体を捨ててまた別の体に入るという輪廻を 
繰り返さなければなりません。 

物質的な体を捨て、精神的な体を得る努力をすることにより、 
つまり、神と自分の立場の違いを明確に理解し、 
神の意図を理解し、神の教えに従うことによって、 
私たちは過去のすべての罪の反動から守られ、 
すみやかに精神世界に帰ることができると、 
クリシュナは約束しています。 

では実際に私たちは、どのように神の意図を理解し、 
どんな教えに従えばいいのでしょうか。 

それを実践的かつ具体的に教えるために現れた神の化身が、 
主チャイタンニャでした。 
主チャイタンニャは神自身ですが神の立場をとって降誕したのではなく、 私たちがどのように神に身を委ねるのかということを教えるために、 自らが神の仕え人として現れました。 

方法はとても簡単です。神を愛し、讃えることです。 
これをバクティヨーガといいます。 

現代の私たちは、何千年も前の、 
ヨガや苦行によって自己や神を悟った人々のように 
精神的に優れてもいなければ、忍耐強くもありません。 
そのような道から自己や神を悟ることもできますが、 
膨大な時間がかかります。 
あと何万回も転生を繰り返さなければならないかもしれません。 

ですが神はとても慈悲深く、 
すべての存在のなかでも最も慈悲深い存在です。 
私たちが実際に知っている人のうちの誰よりも 
私たちに親切なのです。 

主チャイタンニャは、 
ご自身自らが今度は神自身としてではなく、 
神に使える者として降誕し、 
実際に、どのように神に使えるべきかという具体的な模範を 
自ら示すことで人々を導きました。 
私たちにも簡単にできる方法を説いてくださいました。 

主チャイタンニャは言いました。 

「神の名前を唱えなさい。これ以外に方法はない。」と。 
神の名前を唱えることは、誰にでもできます。 
心の中で唱えてもいいのです。 
これならできない人はいません。 
神の名前を唱えることによってハートが浄化され、 
さまざまな過去のカルマや欲望、感情、執着から 
徐々に自由になることができます。 
実際に唱えてみるとその効果は明白です。 

ハレー クリシュナ 
ハレー クリシュナ 
クリシュナ クリシュナ ハレー ハレー 
ハレーラーマ 
ハレーラーマ 
ラーマ ラーマ ハレー ハレー 

これを唱えることによって私たちは浄化され、 
同時に神を愛し、讃えることができます。 
この神の名前は、「ナームアバターラ」といわれ、 
神自身であるといわれています。 
そのためにこの神の名前は、 
特別な慈悲を私たちに授けてくださいます。