カルマと輪廻

カルマとは行為・行動・結果、または反動のことを言います。 
カルマの法則とは、「あなたのしたことが返ってくる」 
ということです。 
あなたのしたことは早かれ遅かれ、 
あなたのもとに必ず返ってきます。 
カルマがすぐ返ってくる場合もあれば、 
ずっとあとになって帰ってくることもあります。 
例えば、長年の不摂生の結果、晩年になって大病を患う、 
ということがありますが、 
これは今世のカルマが晩年になって返ってきた例です。 

一方、今世行った自己中心的な行為のカルマが 
今世で返って来ないことも数多くあります。 
ですが来世、来々世、またその先になるかもしれませんが、 
カルマはいつかあなたのもとに必ず返ってきます。 
必ずあなたが責任を取ることになります。 


しかしそのカルマの法則を受け止めず、 
誰かや何かに責任転嫁すると、 
また生まれ変わっても同じ苦しみを経験することになります。 
そのパターンを繰り返している限り輪廻転生(生まれ変わり)を 
繰り返さなければなりません。 

実際に「人生は死んだら終わり」と考える人もいますが、 
臨死体験、幽体離脱、後退催眠などの 
類似する数多くの事例が専門家の研究によって、 
輪廻転生を間接的に証明しています。 
これらの事例は仏教やヴェーダの経典で述べられていることと 
ほぼ一致していることです。 

不必要な殺生や、誰かを傷つけるとき、 
過剰な自然破壊を行うとき、すべては 
カルマの法則に支配されます。 
一見不運にみえるできごとに苦しむときも、 
すべてはあなたの行為の結果として返ってきているだけです。 
その現象を100%自分の責任として受けとめ、 
心から理解したときにカルマは解消されます。 
そのようにしてあなたは過去のカルマから 
自由になっていきます。 

カルマから自由になると、この世界のあらゆる 
一時的で不安定な喜びから私たちを解放し、 
本質的な喜びへと導きます。